浦添市 給食費、半額補助で調整 所得180万円以下世帯に


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 【浦添】4月から小中学校の児童生徒の給食費の補助を検討している浦添市が、給与所得が年180万円以下の世帯について補助する方向で調整していることが分かった。

 市の試算では、給与所得180万円以下の世帯は小学校で1237人、中学校で569人いると見込まれ、合計1806人について、給食費の半額を補助する予定。総予算額は5千万円。
 教材費や給食費の全額などを補助する制度「就学援助」をすでに受給している児童生徒は、2481人おり、今回の給与所得180万円以下世帯の対象者と合わせ市内の35・8%が給食費の補助を得られることになる。浦添市の給食費は小学校で月4200円、中学校で月4600円。
 新年度予算で5千万円を給食費の補助費として予算化しており、市議会3月定例会で承認されれば4月から申請者に対し補助する。
 松本哲治浦添市長は、給食費の無料化を公約に掲げ、中3を対象に給食費を無料にする予算を2014年3月議会で計上したが、市議会で否決された経緯がある。