宜野湾市長が訪米検討 固定化阻止を要請 4月にも


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  佐喜真淳氏

 【宜野湾】宜野湾市の佐喜真淳市長が米軍普天間飛行場の返還合意から20年を迎える2016年度中にも訪米し、米軍普天間飛行場の固定化阻止などを要請する方向で調整に入っていることが8日、分かった。実現すれば宜野湾市長による訪米は比嘉盛光氏、伊波洋一氏に続いて3人目となる。佐喜真市長は本紙の取材に対し「問題を解決するために訪米を視野に入れている」と述べた。

 25日開会予定の市議会3月定例会に訪米費用を計上した予算案を提案する方向で調整に入っている。市議会は与党が多数を占めていることから可決される見通し。要請日時や要請先などは調整中だが、普天間飛行場の返還が合意された4月12日前後が候補に挙がっている。
 佐喜真市長は1月24日投開票の同市長選で普天間の固定化阻止を前面に掲げて相手候補に大差をつけて再選を果たした。佐喜真市長は「いろいろな方々と相談しながら、問題をどう効果的に解決できるかを検討していきたい」と話した。