外来機飛来、暫定配備中止求める 嘉手納町議会が抗議決議


この記事を書いた人 金城 美智子
米空軍嘉手納基地への相次ぐ外来機飛来と暫定配備、騒音激化に抗議する意見書と抗議決議を可決・採決する嘉手納町議会=9日午前、嘉手納町議会

 【嘉手納】嘉手納町議会(徳里直樹議長)は9日の臨時会で、米空軍嘉手納基地への相次ぐ外来機飛来と暫定配備、騒音激化に抗議する意見書と抗議決議を全会一致で可決した。徳里直樹議長らは同日午後、防衛局を訪れ意見書を提出する。

 抗議文ではことし1月にステルス戦闘機F22やF16戦闘機などが事前通知なく相次いで飛来したことに言及し、「超過密化の危険極まりない状況」と指摘。「嘉手納町にこれ以上の負担を課すことは、もはや町民の『生きる権利』を剥奪(はくだつ)するものであり、断じて容認できない」と抗議し、全ての外来機の暫定配備、飛来訓練の中止、騒音軽減の実施などを求めている。
 宛先は意見書が内閣総理大臣、外務大臣、防衛大臣、沖縄防衛局長などで、抗議決議は駐日米国大使、在日米軍司令官、在沖米国総領事など。
【琉球新報電子版】