初の「教育の日」、児童ら表彰 南城市、学力向上報告も


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「教育の日」で表彰された児童生徒ら=1月31日、南城市

 【南城】合併10周年を迎えた南城市は1月の最終日を「南城市教育の日」に設定し、31日に第1回学力向上実践報告会を開催した。スポーツ、教育・文化で優秀な実績を収めた児童生徒、教諭らをたたえ表彰した。

 市内6幼稚園、8小学校、5中学校で授業参観を行った。また、大里南小学校では各PTAをはじめ区長会、青年会、女性会、老人クラブの各団体を網羅した学力向上推進協議会の会員らが集まり実践報告会を開いた。
 知念小学校の高橋正樹教頭と運天貴也PTA会長が報告、玉城中学校の大城薫教頭が健康・体力を中核とする家庭教育・学力向上研究の取り組みを発表した。大城教頭は生活実態調査で携帯電話とスマートフォンを所持する生徒が51%に上り、それに伴って就寝時刻の遅さや家庭学習時間が短くなった課題が出てきたと指摘した。
 学習支援ボランティアミントンの会との連携で夏休み期間中、1年生全員を対象に基礎・基本補習を行い、成果として国語A、算数Aとも全国学力・学習状況調査で県平均を上回り、全国平均との差が縮まっていると発表した。
 教育の日にちなんで募集した標語・原画の入賞児童と、スポーツ、教育・文化などの分野で活躍した児童、生徒、教諭ら33人に表彰状が手渡された。(知花幸栄通信員)