島尻氏「歯舞」読めず 担当閣僚なのに「何だっけ」


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 【東京】島尻安伊子沖縄担当相が9日午前の会見で、北方領土の「歯舞(はぼまい)群島」を読めず発言を止める場面があった。島尻氏は北方担当も務め、北方領土返還に向けた国民世論の喚起を担っている。

 島尻氏が「歯舞」を読めなかったのは、元島民らでつくる「千島歯舞諸島居住者連盟」が主催する「北方領土ネット検定」を自ら紹介した際のことだ。
 7日の北方領土の日に北方領土返還要求全国大会に出席したことの関連で、ネット検定が実施されていることに手元の紙を見ながら言及。居住者連盟について「ちしま、はぼ、何だっけ」と言葉を詰まらせたため、そばにいた秘書官が「はぼまいしょとう」と伝えた。
 検定の点数も問われ「すいません。恥ずかしくて言えないので、これからまた勉強したい」と答えた。ただ、「実際にやられたのか」と再度問われると「いえ、3、4年前に連盟の若手が行っているということは承知している」と言い直した。