F35施設の予算計上 17会計年度 米海兵隊、嘉手納に建設


この記事を書いた人 Avatar photo 金城 潤

 【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】米海兵隊が嘉手納基地に最新鋭ステルス戦闘機F35の運用に備えた施設整備を計画している件で、海軍が9日発表した2017会計年度(16年10月~17年9月)国防予算案にF35を含む航空機整備施設を建設する費用2640万ドル(29億8千万円)を計上した。

 予算案では、施設はUDP(半年ごとの部隊展開計画)の展開に必要な施設だと指摘している。
 米海兵隊はF35B飛行隊を17年から岩国基地(山口県)に実戦配備させる計画をしている。16会計年度(15年10月~16年9月)の施設整備計画でも、F35の運用に備えた駐機場を新設すると明記している。
 周辺自治体は嘉手納基地の機能強化に反対しており、さらに岩国所属のF35による飛来が恒常化する恐れもあり、負担軽減に逆行すると反発が高まりそうだ。