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コラソン5割復帰 JHL トヨタ紡織九州に30―25

 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは13日、沖縄市体育館でトヨタ紡織九州を30―25で下し、ホーム2連勝を飾った。通算成績は5勝5敗で、順位は6位のまま。次戦は20日午後3時から福井県の北陸電力福井体育館フレアで9位の北陸電力と対戦する。(観客数1112人)


前半、シュートを決める琉球コラソンの名嘉真吾=13日、沖縄市体育館(屋嘉部長将撮影)

琉球コラソン(5勝5敗)
30―25(11―12,19―13)
トヨタ紡織九州(3勝8敗)

 【評】コラソンが勝率を5割に戻した。前半は攻撃がかみ合わずリードを許したが、後半は連動したプレーで流れを引き寄せ、速攻で畳み掛けた。新戦力の趙は前戦に続いてシュート力を発揮、名嘉や水野のベテラン勢も要所で活躍するなど総合力の向上を見せた試合だった。(大城周子)

◆後半立て直し 振り切る
 11日の後半戦初戦からコラソンがホーム2連勝を飾り、勝率5割に復帰した。
 前半は相手のプレス守備に対して攻めがちぐはぐで、ミスや審判の厳しいジャッジも加わってチームがどこかいら立っていた。それでも高めの守備は機能しており、司令塔の水野裕紀が「立て直しはきくから、焦らず自分たちのプレーに集中しようと話し合った」と振り返る通り、きっちり修正した。
 後半は連動した対角への動きで守備の隙を作り出し、速攻や趙顯章(チャオ・シャンチャン)のロングシュートで一気にのみ込んだ。「後半は雰囲気も盛り上がって勢いに乗っていけた」と趙が言えば、素早い走り出しで得点に絡んだ名嘉真吾も「走って点を取る、というシンプルなことを意識した」とコラソンが得意とする展開に胸を張った。残り10分からは次々とベンチメンバーを投入。浮き足立ちそうな場面も、新人の福田丈がサイドシュートを決めて落ち着かせた。
 水野や名嘉、エース棚原良といったベテラン勢が要所で活躍し、新戦力は思い切りの良さでもり立てる。チームとしての形ができつつあるコラソン。最下位の北陸電力との次戦を終えれば、2位トヨタ車体、1位大崎電気、3位大同特殊鋼と強敵との対戦が続く。主将の松信亮平の言葉を借りれば、「まだまだ強くならなければいけない」。(大城周子)


後半、シュートを止めるコラソンのGK石田孝一

◆守護神の石田、好セーブ連発 速攻につなげる
 コラソンのGK石田孝一は、後半開始直後に好セーブを連発し、速攻につなげた。この日は「体がふわふわしているような感覚で、ゴールが広く感じた」と絶好調というわけではなかった。それでも微調整し、「誘ったところにシュートが来た」と振り返るあたりはベテランらしい。
 内田武志とGK二枚看板として互いに持ち味を発揮している。GKが1人で60分間集中してプレーし続けることは容易ではない。石田は「お互いに認めている。いいところを出しあっていければいい」と相乗効果を口にした。

◆守備はできていた
 東長濱秀吉監督の話 前半、攻撃はちぐはぐだったが守備はしっかりできていた。後半、バックプレーヤーにしっかりパスを回して空いたところを狙うように言った。今後上位チームと戦う上でのキーマンは棚原と趙になってくる。



琉球新報