独居老人宅にお節料理 恩納村商工会 女性部が調理・宅配


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【恩納】恩納村商工会女性部(當山美津部長、24人)が旧正月前日の7日、恩納村婦人の家でお節料理作りをした。夕方には村内の満80歳以上で1人暮らし世帯のお年寄り138人にお重を宅配した。

 買い出しから調理、盛り付けまで3日ほどかけ、女性部全員で携わるこの事業はことしで24回目。食材の大半はおんなの駅「なかゆくい市場」からの提供。
 お重には、ピンクの熨斗(のし)紙に「祝」の赤文字と、恩納村琉歌会の大城節子さんの琉歌「長寿願とぅて うさぎゆる う重 我した 女性部ぬ 心くみて」が添えられた。
 出来立てのお重を女性部会員が民生委員や自治会の助けを借り、お年寄りの家に届けた。太田区の渡久地久子さん(85)宅に届けた会員の花城ミツエさんと町田重美さんは「これが来るのが楽しみと喜ぶ顔に、やりがいを感じた」と話した。
 當山部長は「お年寄りに喜んでもらえるので、継続していきたい。若い会員が増えてくれれば」と笑顔を見せた。
(小山猛三郎通信員)

独居老人宅へのお節料理を手掛けた恩納村商工会女性部のメンバー=7日、恩納村