辺野古、市民約50人が抗議 作業船が汚濁防止膜を回収


この記事を書いた人 金城 美智子
新基地建設反対の声を上げる市民ら=15日午前7時29分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設計画で15日午前、移設に反対する市民約50人が名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前に座り込み、抗議の声を上げた。午前7時ごろダンプカー7台、ローラー車を載せたトレーラー、トラックが基地内に入った。海上では、作業船4隻が汚濁防止膜(オイルフェンス)を外して回収する様子が確認された。市民は抗議船3隻で作業中止を訴えた。

 ゲート前ではヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表が、21日に開催される国会前での包囲行動に稲嶺進名護市長と参加することを報告した。11日に奄美大島で、辺野古の埋め立て用とみられている岩ずりを見てきたことも報告し、全国との連帯を訴えた。【琉球新報電子版】