「道標求めて」入選 メディア・アンビシャス大賞


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 市民目線で優れた報道を表彰し激励する市民グループ「メディア・アンビシャス」(代表世話人・山口二郎法政大教授)は17日までに、「2015年メディア・アンビシャス大賞」の活字部門(受賞5作品)で、琉球新報の連載「道標(しるべ)求めて―琉米条約160年 主権を問う」を入選に選んだ。映像部門では、琉球新報記者の取材活動を描いたBS―TBS(MBS毎日放送制作)の「なぜペンをとるのか~沖縄の新聞記者たち」が大賞に輝いた。

 「道標求めて」は新垣毅編集委員が担当した。メディア・アンビシャスは「道標求めて」について「沖縄の問題は地方自治の在り方を考える問題だ」とし、後継連載の「未来を築く自己決定権―戦後70年 差別を断つ」(15年4~11月)も併せて評価した。
 毎日放送報道局番組センターの斉加尚代ディレクターは「沖縄県の困難な現状が続いているので素直に喜べない気持ちがある。人々の暮らしに根差した取材活動を映像化し、全国の視聴者に知らせることができたとしたら幸せだ」と話した。