コラソン3連勝 JHL 北陸電力に29―23


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)男子6位の琉球コラソンは20日、福井県の北陸電力福井体育館フレアで9位の北陸電力を29―23で破り、3連勝を飾った。通算成績は6勝5敗。順位は6位のまま。次戦は21日、愛知県のウイングアリーナ刈谷で午後1時から2位のトヨタ車体と対戦する。

琉球コラソン(6勝5敗)
29―23(15―9,14―14)
北陸電力(12敗)

◆GK陣が奮闘、好セーブ連発 流れ引き寄せる
 キーパーのファインセーブが光った。GKの石田孝一、内田武志が勝利の流れをつくった。北陸電力は意地を見せたい福井でのホーム最終戦、ファンの後押しを受け果敢にコラソンのゴールに襲いかかった。しかし、コラソンのGK陣が奮闘、東長濱秀吉監督が設定する「1試合25点以下」に抑え、最終的には6点差で完勝した。
 躍動するGKに棚原良、趙顯章(チャオ・シャンチャン)らが呼応した。コラソン独特のトリッキーなパスワークから棚原は切れ味鋭く、趙は柔らかなステップから、高く角度のあるシュートを放った。
 試合は荒れ模様だった。両チームそれぞれ6回の退場。特に後半、コラソンの退場は5回となった。前半の6点差から一時は2点差まで迫られたが、東長濱監督に焦りはなかった。16分すぎ、タイムを取ると、選手たちに短く指示を送った。「守りのチェックを」。
 最終盤、退場者を出したのは北陸電力。コラソンはパワープレーで試合終了1分前から立て続けに3点を加点し、試合を決めた。
 21日はリーグ2位を走るトヨタ車体戦。東長濱監督は「これを勝たなきゃ始まらない」と上位に照準を定めている。