3月5、6日に「海はしる、豚物語」上演 うるま市民芸術劇場


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
音楽劇「海はしる、豚物語」公演や除幕式への来場を呼び掛ける島袋俊夫うるま市長(中央)ら=22日午前、県庁

 沖縄戦の終結直後、食糧難に遭った沖縄を救おうとハワイの県系人が豚550頭を贈った史実を基にした音楽劇「海はしる、豚物語」公演(同実行委員会主催)が3月5、6の両日、うるま市民芸術劇場(響ホール)で開かれる。22日に実行委が県庁で記者会見し、来場を呼び掛けた。開演前には、同劇場敷地内に寄付金で建立された記念碑の除幕式もある。

 公演は「海から豚がやってきた」として上演された2006年以来。今回は実行委がハワイへ渡り、豚を送ることを発案した嘉数亀助さんの親類ら、当時を知る関係者に話を聞いて脚本や演出を再構成した。
 会見で「海から豚がやってきた」実行委員会の島袋俊夫委員長(うるま市長)は「ハワイとウチナーンチュの絆を後世に伝えていきたい」と述べた。
 除幕式は3月5日午後4時30分、響ホール前で開く。音楽劇は2回公演で、開演は同日午後7時と6日午後3時。公演の問い合わせは同劇場098(973)4400。【琉球新報電子版】