比謝川有害物質問題 立ち入り要請可能 外相、合意基に


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 【東京】岸田文雄外相は25日の衆院予算委員会分科会で、米空軍嘉手納基地周辺の比謝川などから国内で使用が禁じられている有機フッ素化合物(PFOS)が高濃度で検出された問題について、従来の日米合同委員会の合意に基づいて米側に立ち入りを求めることが可能との認識を示した。赤嶺政賢氏(共産)の質疑に答えた。

 岸田氏は「環境汚染が疑われる場合は既存の日米合同委員会の合意に従って米側に調査要請、立ち入り許可申請を行うのは可能だ」と1973年の日米合意に基づいて述べた。ただ県は既に立ち入りを求めているが、米軍は認めていない。