辺野古、座り込み600日に ゴスペルにのせる平和への思い


この記事を書いた人 金城 美智子
米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対し座り込み、歌も交え抗議活動を続ける市民ら=26日午前8時18分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に反対する市民ら約80人が26日早朝、米軍キャンプ・シュワブゲート前に座り込み、辺野古移設を強行する政府に抗議した。座り込みによる抗議活動は同日で600日を迎えた。海上で目立った作業は確認できない。抗議船やカヌー隊が監視、抗議活動を展開している。

 ゲート前の座り込みには、21日の国会包囲行動にも参加したという全統一労働組合(東京)からも5人が参加した。同労組書記次長の坂本啓太さん(29)=東京=は「(ゲート前の抗議活動は)権力に負けずに非暴力を貫き、すごい。(労組の中でも)なるべく多くの人が経験できるようにしたい。来れば分かる」と述べ、東京でも沖縄の基地負担について理解を広げていく考えを強調した。
 普天間基地ゲート前でゴスペルを歌う会の十数人もゲート前を訪れ、平和を願う歌で新基地建設に抗議した。
【琉球新報電子版】