経済

伊藤忠、沖縄で売電へ 新規初、かりゆしグループに供給

 4月に始まる電力の小売り全面自由化で、国内大手総合商社の伊藤忠商事(東京)が沖縄本島で電気の販売事業に参入することが1日までに分かった。うるま市にある電源開発(Jパワー)から電力を調達し、ホテルなど産業用の大口需要家に販売する。既にかりゆし(那覇市、當山智士社長)との間で来月1日からの電力供給が内定し、ほかにも複数の県内企業と交渉を進めている。

 自由化をめぐっては、複数の新電力が沖縄での事業展開を検討しているが、新規参入を正式に決めたのは初めて。伊藤忠商事は県内に発電設備を持っていないため、電源開発の石川石炭火力発電所から電気の卸供給を受ける。
 かりゆしグループは、沖縄かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパ(恩納村、515室)の消費電力に充てる。同ホテルの年間の電気料金は約2億6千万円で、伊藤忠商事への電力の一部切り替えにより、年間約780万円(3%)の電気代が節約できるという。