入館20万人を突破 新里さんらに記念証 対馬丸記念館


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宇栄原小の新里那々子さん(中央)と教諭の宮里未希さん(左)と記念証を贈った対馬丸記念会の外間邦子常任理事

 疎開児童780人を含む1484人が犠牲になった対馬丸撃沈事件を伝える那覇市若狭の対馬丸記念館の入館者が1日、20万人を突破した。20万人目は平和学習の一環で同館を訪れた那覇市立宇栄原小6年生の新里那々子さん(12)。記念証は、同館を運営する対馬丸記念会の外間邦子常任理事から新里さんと、この日、新里さんを含め児童101人と教諭5人が入館した宇栄原小学校に贈られた。同小学校への記念証は、引率した宮里未希教諭が代表して受け取った。

 新里さんは「びっくりした。記念館では亡くなった人の気持ちを考えて、勉強したい」と話した。
 対馬丸記念館は2004年8月に開館。子どもたちが夢や希望を持って生きていけるような社会の実現を目指し、平和の発信に努めてきた。