アマ新垣、県勢最高18位 ダイキン女子第2日


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2番ホールで巧みなアプローチを見せる新垣比菜=4日、南城市の琉球GC(普久原裕南撮影)

 ダイキンオーキッドレディス第2日は4日、南城市の琉球GC(6649ヤード、パー72)であり、通算2勝目を目指す33歳の西山ゆかりが4バーディー、1ボギーの69で回って通算4アンダーの140とし、首位から出た松森彩夏、昨年覇者のテレサ・ルー(台湾)と並んでトップに立った。1打差の4位に永峰咲希、河野美桜、申ジエ(韓国)の3人が続き、通算2アンダーの7位に笠りつ子と表純子がつけた。昨季賞金女王のイ・ボミ(韓国)はイーブンパーの11位だった。県勢トップは145で18位につけた新垣比菜。アマチュアで唯一予選を突破し、4年連続のベストアマを確実にした。上原美希は146で24位、大城さつきは147で32位。4オーバーまでの51選手が決勝ラウンドに進んだ。山里愛、諸見里しのぶ、比嘉真美子、川満陽香理、佐渡山理莉、上原彩子、比嘉梨沙、大城美南海、金城沙希、新城莉李亜は決勝ラウンドに進めなかった。

◆新垣 パット好調、手応え十分
 ダブルボギーで幕を開けた新垣比菜(興南高2年)の第2ラウンド。昨年から「当たる感触がおかしい」と違和感を覚えるショットに不安もあるが、「パットが好調で長い距離も入り、伸ばしていくゴルフができた」と手応えも十分、チップインバーディーも奪った。「トップ10入りを目指して頑張りたい」と週末の決勝ラウンドに臨む。
 前半は序盤の失敗を挽回する四つのバーディーパットを沈め、同組の上田桃子、イ・ボミをリードしながら1アンダーで折り返す。後半も粘って手堅くパーを積み重ねたが最後は1オーバー。「ショットの大きな曲がりがあっても琉球GCは広くてトラブルにならず、パーは拾うことができたのだが…」と振り返る。
 毎ホール、上田やイに並ぶドライバーの飛距離にも、「このショットでは(コースが)まだ回れる状態ではない。いい当たりは1回もなかった」と不調を気に掛ける。第1ラウンド後もドライバーやアイアンで練習したという。
 スイングを特別変えたわけではなく原因も不明というが、ひとまずは「予選通過できてうれしい」と前を向く。「大たたきしないよう注意してあと2日間、思い切り楽しいゴルフをしたい」と笑顔で話した。
 (石井恭子)