社会

辺野古移設阻止へ決意新た 抗議市民、工事中断に安心の表情

新基地阻止行動の継続を誓い拳を上げながらも、工事中断に表情が緩む市民ら=5日午前、キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設をめぐる県と国の訴訟での和解成立から一夜明けた5日、移設先とされる米軍キャンプ・シュワブのゲート前には、早朝から基地建設に反対する市民ら約100人が集結した。稲嶺進名護市長も訪れ、市民らと1時間ほど座り込んだ。市民らは「活動の意義や大切さを再確認し、心を一つに闘い続けよう。整然と平和を願う気持ちを訴えよう」と、移設断念へ向けさらなる連帯に気持ちを新たにした。

 一方で、海上の船や浮具などが撤去されていないことから、今後の国の動きを警戒する声も上がった。この日、基地内への工事関連車両の搬入はなく、海上作業も確認されなかった。ゲート前での機動隊による市民の強制排除も見られず、現場は終日穏やかな雰囲気に包まれた。「政府に屈しないぞ」と拳を突き上げる市民の顔にも、工事中断を実感した安心した表情が広がった。
 稲嶺市長は「先行きはまだ不明だ。気を緩めることなく行動していこう」とあいさつ。「現場の市民がほっとした朝を迎えられると思う。まずは止めることができて良かった」と工事中断に表情を緩めた。
 連日座り込む宮城都志子さん(70)=名護市=は「辺野古が移設先という政府の姿勢は変わっていない。現場での行動は続けたい」と思いを込めた。



琉球新報