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リオへ「今度が勝負」 陸上十種・右代 県内合宿で意気込み

県内での合宿を始めた十種競技日本記録保持者の右代啓祐=3日、那覇市の琉球新報社

 陸上・十種競技の日本記録保持者の右代啓祐(うしろけいすけ)=スズキ浜松アスリートクラブ=が3日、合宿のため来県した。「気候も人も温かく、居心地がすごくいい」という沖縄合宿は10年を数える。同競技では日本人48年ぶりの出場となるロンドン五輪も経験した王者の日本記録は8308点、五輪入賞圏内である8300点以上の位置を狙える場所にいる。リオデジャネイロ五輪へ向け「今度が勝負。今年は非常に重要な1年になる」と前人未到の高みを目指し、鍛錬する。

 6月にある日本選手権での標準記録(8100点)突破と8位以内入賞がリオ五輪出場要件で、18日まで行う県内合宿では記録のためスプリントを伸ばす練習を中心に行う。
 練習は那覇市を中心に競技場だけでなく、波の上ビーチや坂道などを走ることもあるそうだ。196センチの高身長、「“巨人”が走っているのを見かけたら声を掛けて」と笑顔で語る。12日には県総合運動公園で開かれる県春季記録会で100メートル、砲丸投げ、円盤投げに出場予定だ。「2年前に100で自己ベストを出した縁起のいい大会。どれだけ成長したか確かめたい」
 北海道出身。2011年に日本人初の8000点超えを達成した。12年のロンドン五輪20位。日本選手権6連覇中で、2月末のニュージーランド選手権でも優勝した。「伝説の人になって十種をアピールし、陸上界を盛り上げたい」と勝負の年を見据えている。