県立高校入試始まる 家族と昼食、受験生に力 宮古島


社会
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親族や友人らと昼食を取り、午後の試験に備える受験生ら=9日、宮古高校

 県立高校の一般入試が9日、全60校と離島などの出張検査場14カ所で始まった。特別支援学校高等部の一般入試も行われた。全日制と定時制に計1万2608人、特支高等部の普通科と専攻科に計278人が志願している。初日は国語、理科、英語の試験があった。最終日の10日は社会、数学と面接がある。

 宮古島市では受験生が家族や親族と昼食を共にする恒例の光景が見られた。
 215人が受験した宮古高校(本村博之校長)では、小雨の降る中、午前の試験を終えた受験生が軒下や体育館内に腰掛け、駆け付けた両親やきょうだい、祖父母らと昼食を取った。
 父が用意したご飯と祖母に作ってもらった好物のとんかつ、エビフライを食べた平良中3年の清水海歩さんは「午前中は緊張からか腹痛になり集中力が落ちたが、家族や友人と会話して安心できた」と話していた。
 朝5時に起き弁当を作った父聡さん(56)は「日ごろ食べているものを用意した。実力を出し切ってほしい」とエールを送った。
 合格発表は16日午前9時から各校である。