延べ宿泊2088万人泊 3.7%増、外国客増要因


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 観光庁が10日までに発表した2015年(1~12月)の宿泊旅行統計調査(速報値)によると、県内の延べ宿泊者数は前年比3・7%増の2088万8460人泊となった。都道府県別で東京、北海道、大阪府などに次いで、昨年と同様の6位だった。増加要因は、格安航空会社(LCC)が海外路線に新規就航し外国人客が増加したため全体を押し上げた。一方、国内客の延べ宿泊者数は13年以降2年連続で減少した。

 外国人延べ宿泊者数は64・0%増の391万8010人泊だった。11年以降4年連続で増加した。都道府県別で東京、大阪府、北海道などに次ぐ5位で、昨年より1位上がった。外国人延べ宿泊者数を見ると、台湾が最多の27%、次いで韓国が23%、中国が21%、香港が15%、米国が4%。
 国内客延べ宿泊者数は4・4%減の1697万450人泊だった。客室稼働率はリゾートホテルが76・3%で全国4位、シティーホテルは81・0%で8位、ビジネスホテルは76・8%で10位、簡易宿所は33・3%の8位、旅館が20・5%の47位だった。
 宿泊旅行統計調査は、観光庁が07年から従業員10人以上の宿泊施設を対象に開始し、10年4月以降、従業員10人以下の施設も含めて調査している。