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若者も参加、平和願う 白梅同窓会がひなまつり会

多くの参加者と共に歌う白梅同窓会の中山きく会長(右から5人目)と同窓会員たち=3日、糸満市国吉の白梅の塔

 【糸満】沖縄戦で亡くなった県立第二高等女学校の生徒や教職員ら132人の名が刻まれている糸満市国吉の白梅之塔で3日、白梅同窓会(中山きく会長)がひなまつり会を開いた。約20年前から同会が戦没者を慰霊するために続けている行事だが、3年前からは平和を願う同会の思いに共感する多くの人たちも参加するようになった。ことしは約50人が参加し、ひなまつりの歌を合唱。75年前は激戦地だった地に平和を願う明るい歌声が響き渡った。

 参加したのは福島県の桜の聖母学院中学校2年生31人と岩倉さとしさん(46)=兵庫県=ら13人。元白梅学徒隊の中山会長(87)や同窓生との出会いをきっかけに、3年前からひなまつりの日に合わせて沖縄に来ている。ことしは声楽家の栗原將さん(73)=東京都=も参加し、塔の前で伸びやかな歌声を披露した。
 中学生たちはひなまつり会の前日に、中山会長の戦争体験を聞いた。高橋梨紗さん(14)は「本で読んだことはあったが、実際に話を聞くと生々しくて、胸がいっぱいになった。沖縄で命の尊さを学んだ。二度と戦争は繰り返したくない」と話した。生徒たちは平和への思いを記したメッセージカードを中山会長ら同窓会員5人に手渡した。
 中山会長は「たくさんの若者たちが参加してくれて頼もしく思う。平和な国をつくるために頑張ってほしい。私たちもできる限り戦争体験を伝えていく」と語った。



琉球新報
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