大震災の教訓生かそう 北中城商業施設で展示、震度7体感


この記事を書いた人 金城 美智子
防災啓発イベント「3・11から5年 東日本大震災を振り返る」で起震車による地震を体験する参加者=11日、北中城村のイオンモール沖縄ライカム

 【北中城】沖縄総合事務局は11日、防災啓発イベント「3・11から5年 東日本大震災を振り返る」を北中城村のイオンモール沖縄ライカムで開催した。震災発生当時の被災状況を紹介するパネルや津波で損傷した道路標識などを展示した。

 パネル展は津波にのみ込まれる家屋や高台に避難する人々、がれきに埋もれた街など地震発生直後の東北各地の様子を紹介した。
 津波の到達時刻で針が止まった、宮城県山元町の山下第二小学校にあった教室時計も展示された。
 起震車による地震体験会も開かれ、来場者は東日本大震災の最大震度7の激震を体感した。家族で訪ねた美東中学3年の石川宏龍さん(15)=沖縄市=は「激しい揺れで立つことができなかった。普段から防災訓練に参加して災害に備えることが大切だと分かった」と話した。
【琉球新報電子版】