辺野古、米兵女性暴行で抗議続く 警察が1人拘束 


この記事を書いた人 金城 美智子
基地に向かって米兵女性暴行事件と新基地建設に対して抗議する市民ら=17日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ

 【辺野古問題取材班】名護市辺野古の新基地建設に反対する市民らは17日午前、米軍キャンプ・シュワブの新ゲート前で抗議デモを続けている。機動隊との接触で1人が拘束された。市民らはシュワブ所属の米兵による女性暴行事件に抗議の声を上げ「警察は市民を弾圧せずに事件を起こした米兵の罪を問え。仲間を返せ」と抗議している。

 沖縄平和運動センターの山城博治議長は、市民の抗議に対し機動隊が規制を強めているとして「21日の集会をつぶそうという意図が見える。ここにたくさんの人を集めて闘おう」と呼び掛けた。
 東京や長野県から「学生有志の会」として3泊4日のスタディーツアーに参加した大学生らは「沖縄に来たことで沖縄の生の声を体感し、想像力が深まった」「暴力がまかり通って相当ひどいことが本土から見えないところで進んでいた」と話した。
 17日午後6時半から名護市で行われる「辺野古土砂搬出反対」全国連絡協議会の学習会を前に、阿部悦子共同代表が参加を呼び掛けた。
【琉球新報電子版】