米兵女性暴行 リバティー制度強化要求 外務省に社民党県連


この記事を書いた人 金城 美智子
米兵による女性暴行事件を受け、水上正史沖縄担当大使(右)に抗議する社民党県連の新里米吉委員長(左から3人目)ら=17日午前、那覇市の外務省沖縄事務所

 社民党県連の新里米吉委員長らは17日午前、外務省沖縄事務所に水上正史沖縄担当大使を訪ね、米兵による女性暴行事件に抗議し、被害者女性への謝罪と補償、米軍人の飲酒や外出を規制する「リバティー制度」の強化と恒久化、日米地位協定の全面改正などを求めた。

 新里委員長は「女性の人権と尊厳を蹂躙(じゅうりん)する凶悪犯罪であり、断じて許されない。観光立県沖縄で米軍基地は県民生活、経済活動の弊害だと指摘せざるを得ない」と抗議した。
 水上沖縄担当大使は「抗議・要請については外務省本省に伝える。リバティー制度については、米側に詳細な中身や抜け穴がないかなどを確認したい」と述べた。
 社民党県連は17日午後、浦添市の在沖米総領事館を訪ね、同様の抗議を実施する。【琉球新報電子版】