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渡嘉敷に響く生演奏 31年ぶりオーケストラ公演

 【渡嘉敷】小さな島に大オーケストラがやって来た―。渡嘉敷村で31年ぶりの「県民クラシックコンサート2016」(主催・県、同実行委員会、共催・渡嘉敷村教育委員会)が4日、村中央公民館大ホールで開かれた。鑑賞に訪れた子どもからお年寄りまでの島民ら約100人は間近に見る約2時間の迫力ある生演奏を堪能した。


31年ぶりの本格的なオーケストラによる公演「県民クラシックコンサート」=4日、渡嘉敷村中央公民館

 演奏は、松元宏康さん指揮による琉球フィルハーモニックのメンバーら54人。ナビゲーターを当山彰一さん(俳優)が務めた。「結婚行進曲」からスタートし、「凱旋行進曲」「威風堂々」「ハンガリー舞曲第5番」などのクラシックの名曲のほか、沖縄メロディーも演奏。ハーモニカ奏者の比嘉祥人さんをゲストに「ハーモニカで聴きたい日本歌曲メロディー」、映画「スターウォーズ」のテーマ曲のほか、村出身の源啓祐さんが作曲した「だんじゅかりゆし」なども披露された。
 地元の園児、児童3人による指揮者体験も行われ、新垣柚さん(渡嘉敷小4年)は「緊張したが上手にやれてよかった」と笑顔を見せた。上原義弘さん(60)は「楽団員の顔が間近に見え、臨場感あふれる演奏に心を揺さぶられた」と感動した表情だった。
 渡嘉敷村でのフルオーケスラによる公演は1985年の沖縄交響楽団(真栄城隆司団長)54人による第12回県民コンサート以来2回目。
(米田英明通信員)