沖縄の文化・歴史発信 米で桜祭り、紅型体験講座も


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二
紅型ワークショップで染めの作業を行う参加者ら=18日、ワシントンのジョージワシントン大学博物館・テキスタイル博物館

 【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】沖縄桜祭り(県、ジョージワシントン大学博物館・テキスタイル博物館共催)が18日、ワシントンのジョージワシントン大学博物館・テキスタイル博物館で始まった。昨年に続き2回目。紅型など沖縄の文化や歴史、芸能などを発信し、理解を深めてもらうことが狙い。紅型の展示やワークショップをはじめ、空手やエイサーが披露される。同祭りは20日まで。

 紅型のワークショップでは、琉球びんがた事業協同組合の大城美登里さん(67)、大橋伸生さん(46)を講師に参加者らは紅型の伝統柄であるボタンの花柄を布に染める作業を行った。
 海軍病院に看護師として勤務していたというワシントン在住のダナ・バーグさんは「沖縄滞在の時にもやったことがある。紅型は沖縄の自然を映し出したような色合いで美しい」と笑顔で語った。
 沖縄桜祭りは県の「沖縄ソフトパワー発信事業」の関連行事。11月にはテキスタイル博物館で紅型の展示会が実施される。