FC琉球、連勝で首位 FC東京U23に3―2 サッカーJ3


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右サイドからクロスを上げるFC琉球のDF山内達朗(左)=20日、東京・味の素フィールド西が丘(球団提供)

 サッカーJ3のFC琉球は20日、東京・味の素フィールド西が丘でFC東京U23と第2節を戦い、3―2で勝利した。琉球は開幕2連勝で勝ち点を6とし、同じく勝ち点6の大分トリニータを総得点で上回って首位に浮上した。
 琉球は新加入で今季初出場のMFレオナルドが先制。FW才藤龍治の2ゴールで3―0とすると、終盤に2失点したが逃げ切った。次戦は4月2日午後2時から、セレッソ大阪U23と大阪・キンチョウスタジアムで対戦する。

(1)西が丘
琉球(2勝)(6)
 3―2(1―0,2―2)
FC東京U23(2敗)(0)
▽得点者【琉】レオナルド(1)才藤2(2)【F】矢島(1)松岡(1)
▽観衆 3584人

◆2失点も打ち合い制す
 リオデジャネイロ五輪最終予選を兼ねたU―23(23歳以下)アジア選手権で日本代表のエースとして活躍し、大会MVPに選出されたFW中島翔哉や元日本代表のMF高橋秀人らを擁するFC東京U23を相手に一歩も引かず、打ち合いを制した。
 FC琉球は開幕2連勝を飾り、首位浮上。金鍾成監督は「攻撃面では試合の流れに沿ったペースを自分たちで読んで、動きに反映できるようになっている」と目を細めた。
 開幕に間に合わなかったブラジル人トリオの登録が完了し、MFレオナルドが先発。そのレオナルドが魅せた。前半43分、フリーキックから頭で決めて先制。「最初からヘディングで行こうと決めていた。自分の得意技の一つなので」と喜んだ。
 後半に入ると2戦連続でワントップに起用された2年目のFW才藤龍治が爆発。後半7分、ショートカウンターからMF田中恵太のパスを受けると右足で決めた。その15分後にも頭で追加点を挙げた。「体の切れが良かった。次節もFWの仕事をきっちりこなしたい」と胸を張った。
 しかし終盤に2失点したことは課題だ。金監督は「『リーグ戦は甘くないぞ』という意味。90分を通した集中力をさらに養う必要がある」とかぶとの緒を締めた。

◆攻撃の質上げたい
 金鍾成監督(FC琉球)の話 (選手の)距離感やボールの動かし方はゲームで表現できたので、それを軸に今後も攻撃の質を上げていきたい。
 それと同時に失点しないように、中央の(守備)対応などをゲームの中で積み重ねていく。