経済

若者、女性にも泡盛を りゅうぎん総研など低迷に提言

 九州経済調査協会(福岡市)とりゅうぎん総合研究所(那覇市)でつくる泡盛製造業等実態調査事業共同体が22日までに泡盛製造業等実態調査をまとめた。泡盛の出荷量は2004年度以降10年度連続で落ち込んでおり、県外出荷シェアも減少していることが分かった。県外での認知度が低く、自宅で泡盛を飲まない人の割合も高い。泡盛の出荷量増に向けて新商品の開発や若者と女性の需要の掘り起こしなどを提言した。

 泡盛の出荷量をみると、2004年度の2万8681キロリットルが最も多く、05~14年度まで10年度連続で落ち込んだ。14年度は2万157キロリットルで04年度と比べて29・7%減となった。県外出荷シェアは04年度の22・3%が最多で、05~14年度までは減少する傾向がみられた。14年度の県外出荷シェアは全体の出荷量の14・5%にとどまった。
 一方、日本酒造組合中央会によると、泡盛だけではなく、全国の酒全体の消費量も落ち込んでいる。
 また、47都道府県の飲酒量と飲酒習慣をみると、沖縄県の1人当たりの年間飲酒量は鹿児島県に次ぐ2位となっているが、20代男性を他府県と比較すると、アルコール離れが顕著であることも分かった。
 県外での認知度について、福岡市内の大学生(3~4年生)に聞いたところ、泡盛について「知っている・飲んだことがある」と答えた人は約1割だった。泡盛を「知らない」が約6割を占めた。
 自宅での泡盛の飲酒量は、「飲まない」人が約6割で、自宅外でも泡盛を「飲まない」と答える人は3割強だった。
 同調査は消費者(498回答)にアンケート調査したほか、泡盛メーカーや流通業者へのヒアリング調査などを行った。



琉球新報