宮古島と池間統合へ 3漁協 伊良部、協議には参加


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【宮古島】宮古島、池間、伊良部の3漁業協同組合の合併が課題になっていることについて、宮古島市は宮古島、池間両漁協を2016年度の早い時期に先行して統合する方針を固めた。クルマエビやモズク養殖など栽培漁業が好調で経営が改善してきた宮古島漁協と厳しい経営が続く池間漁協を統合し、経営再建を急ぐ。

 22日の市議会3月定例会で上地廣敏議員の一般質問に下地敏彦市長が答えた。
 市によると経営が危機的状況にあった3漁協の統合を目指し、11年度から統合協議を開始した。14年度には池間漁協側で不安が広がり議論が停滞したが、15年度に入って池間側で理解が進み、昨年9月に協議会を再開した。
 一方、伊良部漁協については、統合協議にオブザーバー参加しながら、多額の負債の整理方法や、統合後の地域振興策について検討を重ねるとした。