美ら島財団のラン 国際部門3位


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 【本部】タイ・バンコクで開催中の「第12回アジア太平洋蘭会議(APOC12)」で、沖縄美ら島財団が出展した作品が、ディスプレイ国際部門で3位に輝いた。同財団は3度目の出展で初の入賞となった。加えて、ランに関する国際的な活動への貢献として花城良廣同財団理事長が特別表彰された。22日、同財団が発表した。

第12回アジア太平洋蘭会議に出展。ディスプレイ国際部門で3位入賞した沖縄美ら島財団の作品(同財団提供)

 会議は国際的なランの保全や産業発展を目的に、学術会議や各国からの作品展示などが行われる。環太平洋および東南アジア諸国で最大規模の会議とされ、3年に1度開催されている。今回は世界15の国と地域が参加した。
 沖縄美ら島財団の作品は「友好の風」がテーマ。直立させた太い竹を沖縄に見立て周囲をランで装飾し、その周りに台湾やタイ、東南アジア諸国をイメージした竹を配置、細い竹でこれらをつなげた。沖縄から各国への友情を発信する様子を描いた。