「観光旅行を脅かす」 糸満市議会が米兵女性暴行で抗議決議


この記事を書いた人 金城 美智子

 【糸満】糸満市議会(徳元敏之議長)は24日の3月定例会最終本会議で、米兵による女性暴行事件に対する抗議決議と意見書を全会一致で可決した。

 抗議決議と意見書は「今回の卑劣な事件は女性の人権を蹂躙(じゅうりん)し、平穏な観光旅行を脅かすもので、県民および観光客と関連業界に大きな衝撃と不安を与えている」と事件を批判した。その上で被害者への完全補償や米軍人への教育の徹底と綱紀粛正、日米地位協定の抜本的見直し、在沖米軍基地の整理・縮小、米兵削減の促進を強く求めた。
 抗議決議の宛先は米大統領、駐日米大使、在日米海軍司令官、在沖米総領事ら。意見書の宛先は首相、外相、防衛相ら。
【琉球新報電子版】