地域

絆に感謝、6人巣立ち 美さと児童園、300人が祝福

生徒6人の退園を祝福する関係者ら=19日、沖縄市知花の美さと児童園

 【沖縄】親の病気や養育難などの事情で親らと離れて暮らす子どもたちが集う沖縄市の美さと児童園(宮城光宏園長)で19日、園生6人の壮行会が開かれた。就職や進学を決めた退園生は、園職員や支援者らに感謝するとともに、楽しさも悲しさも共にした園生へ惜別の言葉を述べた。

 壮行会には児童園を支える職員や支援者ら約300人が出席した。冒頭、映像で退園生たちの入所から、これまでの生活を振り返って、成長ぶりを紹介した。
 旅立ちの言葉を述べた退園生の一人は、友人関係などで悩みながら「一緒に泣き、心配してくれた先生の姿は本当にうれしかった」と感謝。別の退園生は園生活を顧みて「楽しく、仲良く生活できた。このつながりを大切にしていきたい」と話した。
 現在、美さと児童園には45人の児童生徒が在園している。18歳となった6人の退園生の在園期間は、最長で2歳から入所して16年間、短い生徒で3年間となっている。男子退園生は「児童園に入所の時には不安でいっぱいだった。それでも歓迎パーティーを開いてくれて、うれしかった。経験できないこともできた。今は全てにありがとうと言いたい」と話した。
 在園児童代表は「楽しい時も嫌な時もあったけれど、皆が一つになって仲間を助け、大切にすることを教えてもらった」と、退園生へ感謝するとともに「これから夢をかなえるため頑張って」とエールを送った。
 児童園を運営する国際福祉会の宮城洋一理事長は、主催者あいさつで「人生はスムーズにいかないこともある。それでも困難にくじけず、努力を重ねてチャンスをつかみ取ってほしい」と退園生へ呼び掛けた。



琉球新報