【東京】宮古島市と石垣市への陸上自衛隊配備計画に反対する市民団体が29日夜、国会正門前で開かれた安保法制廃止を訴える集会で登壇し「宮古、石垣で自衛隊配備の動きが強まっている。一緒に南西諸島の軍事要塞(ようさい)化を図る安倍政権を止めよう」と訴えた。
集会でマイクを握ったのは石垣島への自衛隊配備を止める住民の会の下野栄信共同代表(73)、「止めよう自衛隊配備!東京行動宮古島実行委員会」メンバーの上里清美さん(60)の2人。市民団体メンバーや県出身者らも登壇した。26日に両市で開催した市民集会で採択した計画撤回決議を防衛省に提出することを報告し、法施行により「島の暮らしの脅威になる」として共闘を求めた。会場となった国会周辺では安保法制廃止と共に、宮古と石垣の自衛隊配備計画撤回、名護市辺野古の新基地建設に反対する声が響いた。