恩納村に大型ホテル 三井不動産、伊武部ビーチに360室


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 不動産大手の三井不動産(東京)が恩納村名嘉真の伊武部ビーチの土地を取得したことが31日分かった。地元関係者によると、2016年度中にもリゾートホテルを着工する予定。三井不動産グループは現在小浜島のビーチリゾート「はいむるぶし」を所有しているが、沖縄本島への進出は初めて。

 総敷地面積は約8万7200平方メートルで、今後建設するリゾートホテルは一戸建てのコテージなどを含めて約360室。同地は07年に有線放送大手のUSEN(東京)グループが同村の開発許可を取得したが、08年ごろからリーマンショックなどによる影響で工事を中断していた。
 東急不動産など3社による瀬良垣ビーチの開発計画に引き続き、伊武部ビーチでも長年中断していたホテル建設が再開される見通しだ。長浜善巳村長は「止まっていたホテル建設が動きだすことで、税収や雇用の増につながる。村観光の発展につなげたい」と期待を込めた。
 三井不動産は琉球新報の取材に対し、「伊武部ビーチの用地を確保したが、今後の計画について現段階では公表できない」と述べた。(呉俐君、田吹遥子)

三井不動産が取得した伊武部ビーチ