FC琉球、今季初黒星 サッカーJ3第3節


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 サッカーJ3のFC琉球は2日、大阪・キンチョウスタジアムでセレッソ大阪U23と第3節を戦い、1―2で敗れた。琉球の連勝は2で止まり、今季初の黒星で2勝1敗、勝ち点6。順位は首位から3位に下がった。観客は1408人だった。

 琉球は前半17分、新加入のMFレオナルドが前節に続き先制したが、後半10分に追い付かれ、後半19分に勝ち越しを許した。
 次節は10日午後4時から、大分トリニータと県総合運動公園陸上競技場で対戦する。

(1)金鳥ス
C大23 2勝1敗(6)
 2―1(0―1,2―0)
琉球 2勝1敗(6)
▽得点者【C】森下(1)西本(1)【琉】レオナルド(2)
▽観衆 1408人

◆対応力を上げないと
 金鍾成監督(FC琉球)の話 前半、いつもの流れでいい形で点が取れたが、後半の初めに向こうのパワーをまともに受けてしまった。そこからペースがつかめなかった。その辺の技術的な面、メンタル的な面での対応力を上げていかないといけないと感じた試合だった。

◆後半、持ち直した
 大熊裕司監督(セレッソ大阪U23)の話 連勝中の相手にいい入りができたが、ちょっと甘いところが出て失点し、難しいゲームになった。後半、持ち直してアグレッシブに怖がらずにサッカーができたことが勝因かなと思う。

◆後半に流れ奪われる
 開幕3連勝を狙ったFC琉球は後半に相手の勢いに押され、今季初黒星を喫した。
 前節に先制したMFレオナルドがチャンスを逃さず前半17分、FW才藤龍治から回ってきたパスに、ゴール前で倒れ込みながら左足でシュートし得点。
 後半に入り、セレッソ大阪U23に流れが変わった。後半10分、CKからDF森下怜哉のヘディングで失点。後半19分にはMF木本恭生のクロスをMF西本雅崇が頭で合わせ、逆転を許した。
 レオナルドは「ゴールを決めたことは幸せだが、チームが負けてしまったことが悔しいし残念」と肩を落とした。だが「一番大事なことは勝つこと。沖縄に戻ってまた努力を重ねて次節に臨みたい」と前を向いた。