サンエー、3期連続の増収増益 県内景況感を反映


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 サンエー(上地哲誠社長)は5日午後、3期連続の増収増益となる2016年2月期決算を発表した。テナント賃料などを含めた売上高は前期比5・6%増の1738億2千万円、経常利益は9・7%増の144億5700万円、純利益は87億7300万円となった。堅調な個人消費や外国人観光客需要に支えられて創業以来の増収を確保し、売上高、利益とともに過去最高を更新した。

 県内最大級の売り場面積を誇るイオンモール沖縄ライカム(北中城村)が昨年4月に開業して競合激化が見込まれたが、サンエーの既存店の月別売上高で前年を下回ったのは昨年3月だけにとどまった。上地社長は「インバウンド需要や失業率の改善など、沖縄の景況感の良さがイオンモール出店の影響を薄めた」と振り返った。
 期末配当金は6円増配して1株当たり42円を配当する。【琉球新報電子版】