西普天間に1.6億円 宜野湾市に跡地交付金


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 【宜野湾】米軍キャンプ瑞慶覧・西普天間住宅地区返還跡地利用を巡り、2016年度に政府が新設した「拠点返還地跡地利用推進交付金」から1億6479万円が宜野湾市に交付されることが7日までに決まった。市は予定する13事業のうち、4事業を先行して申請していた。

 申請、交付決定は1日付。対象事業は(1)土地区画整理事業に関する環境影響評価の調査事業(1億1360万7千円)(2)隣接するインダストリアル・コリドー地区と国道58号をつなぐ高架式アクセス道路確保に向けた基礎調査(2983万9千円)(3)地権者の合意形成など跡地計画推進事業(1460万1千円)(4)埋蔵文化財調査(674万3千円)―の4事業。
 市は、都市計画や景観形成に関する調査事業など残り9事業について4月中の交付決定を目指す。
 交付金は16年度予算で10億円計上された。国が事業費の10分の8を交付し、残り10分の2は市の負担となる。