ゆいレール乗客 年1615万人 6年連続増、観光客利用が寄与


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 沖縄都市モノレール(ゆいレール、美里義雅社長)は8日、2015年度の乗客数が前年度比7・31%増の1615万6902人を記録し、2003年の開業以来、初めて1600万人台になったと発表した。乗客数の増加は6年連続。伸び続ける外国人旅行客を含めた観光客の利用増や、IC乗車券「OKICA(オキカ)」の販売増加などが乗客数の底上げに寄与した。

 1日平均乗客数は4万4145人と、前年度に続き、過去最多を更新した。前年度との比較で乗客数の伸びが100万人を超えるのは2005年度以来、10年ぶり2度目。15年度の運行日数はうるう年の影響もあり、14年度より3日多い366日となった。台風により一部運休もあったが終日運休はなかった。大幅な利用増が見込まれるイベント時に台風など天候の影響も少なかったことが利用増につながった。
 今年3月末時点のオキカの販売総数は13万3608枚。15年度の1年間だけで9万6878枚販売された。今後も利便性の向上に伴い、販売数は堅調に推移するとみられる。沖縄都市モノレールは今後の見通しについて「好調な観光関連を背景に、乗客数の拡大基調は今後も続く」と予測した。