沖縄産をアジアへ JAおきなわ、シンガポール見本市出展


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二
ブースでイスワラン貿易産業相(中央)を迎える農林中央金庫の大竹和彦専務(左端)、JAおきなわの普天間朝重専務(左から2人目)、島尻勝広農林水産部長(右端)ら=12日、シンガポール(農林中央金庫提供)

 アジア最大級の国際総合食品見本市「フード・アンド・ホテル・アジア2016」が12日からシンガポールで始まり、JAおきなわが初めて参加している。15日まで。県産トマトやゴーヤー、黒糖などを出品している。JAおきなわ関係者は「県産食材の輸出に力を入れたい」と世界への発信に力を入れている。

 出展したのは「ジャパンパビリオン」内で、農林中央金庫がブースを確保した。農林中金関係者のほか、沖縄から島尻勝広・県農林水産部長や、JAおきなわの普天間朝重代表理事専務らが参加している。
 初日の12日は、開会式典後、シンガポールのイスワラン貿易産業相がJAおきなわブースを訪れた。ゴーヤーに興味を持ち、料理法などを尋ねたという。
 ブースでは紅芋やカボチャをふかしたものや、ミニトマトを提供している。黒糖の試供品も人気で、商談が始まっているという。
 普天間専務は「輸出に目を向けて農家の所得を向上させ、若い人が夢と希望を持って農業ができるようにしたい」と語った。
 島尻部長は「沖縄に興味を示してもらう絶好の機会だ」と意気込んだ。