自衛隊配備反対 宮古島市へ決議書提出 候補地隣接、野原住民


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 【宮古島】宮古島市への自衛隊配備計画で、配備候補地の一つである市上野のゴルフ場「千代田カントリークラブ」に隣接する野原部落会(島尻信徳会長)は12日、市役所に下地敏彦市長を訪ね、同ゴルフ場への配備計画の撤回を求める決議書を手渡した。野原集落は既に航空自衛隊基地と隣接しており、新たな基地が建設されると騒音や風圧被害が増すことに加え、住民への情報開示が少ないとして反対している。配備候補地の自治会が市へ直接反対の意思を示すのは初めて。
 下地市長は「千代田に造るのかを含めて防衛省に検討してほしいと伝える」と応じた。