「ダイナミズム感じる」 知事中国から帰任、経済交流に期待


この記事を書いた人 金城 美智子
中国から帰任し、記者団の取材に応じる翁長雄志知事=13日午後1時40分ごろ、那覇空港国際線ターミナル

 日本国際貿易促進協会(会長・河野洋平元衆院議長)の一員として10日から中国北京を訪問していた翁長雄志知事は13日午後、帰任した。那覇空港に到着した翁長知事は「アジアのダイナミズムを感じる。県産品や国産品の輸出、観光、IT(情報通信)、投資、企業進出に期待している」と述べ、訪中の成果を振り返った。協会の訪中団による翁長知事の訪中は昨年に続き2度目。

 翁長知事は11日には日本の経済産業相に当たる高虎城商務相と、翌12日には汪洋副首相(商務担当)とそれぞれ会談した。中国側の貿易団体との懇談会などにも出席した。
 会談で翁長知事は、沖縄物流ハブ(中継)を活用した県産・国産品の中国への輸出促進に向けた福建省自由貿易試験区の通関・検疫の簡素化や迅速化、中国からの企業立地、経済交流の促進などを求めた。
【琉球新報電子版】
英文へ→Onaga eyes ‘dynamism’ in Asia, expecting economic exchange