1~3月景況、プラス6・6 12期連続更新 沖縄公庫


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 沖縄振興開発金融公庫は15日、2016年1~3月期の県内企業景況調査を発表した。前年同期に比べて景気が「好転」していると答えた企業の割合を示す業況判断指数(DI)は、プラス6・6となり12期連続のプラスとなった。景況天気も12期連続で「晴れ」となった。いずれも連続記録を更新した。

 好調な観光需要や底堅い建設需要を背景に観光関連業や建設業でプラスを維持した。沖縄公庫は景況判断について引き続き「拡大している」と評価した。
 沖縄公庫は来期(4~6月)の景況見通しについて、人手不足の影響は続くが、好調な観光需要などから「『好転』超幅がやや拡大する」と予測した。
 一方で人員の過不足を示す雇用判断DIは「不足」の超幅が前期(15年10~12月)より7・4떕悪化して43・6になり過去最高を更新した。経営上の問題点として「求人難」を挙げる割合は21・0%となり、5期連続で最多となった。【琉球新報電子版】