招待選手、頂点へ闘志 昨年王者・戸原、酒井らが会見


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大会本番に向けて決意を示す国内外の招待選手たち=15日、宮古島市総合体育館

 【宮古島トライアスロン取材班】第32回全日本トライアスロン宮古島大会(宮古島市、琉球新報社主催)に出場する8人の招待選手が15日、宮古島市総合体育館で共同記者会見を行った。スイム3キロ、バイク157キロ、ラン42・195キロの過酷なレースで頂点を目指す選手たちは、大会に向けて闘志を燃やした。

 昨年王者の戸原開人(神奈川)と女子優勝の酒井絵美(群馬)はともに連覇に向けた決意を示した。ランを得意とする戸原は「スイム、バイクでいい位置につけてランで引き離す」とレース展開をイメージした。過去3度優勝している酒井は「4度目の優勝を目指し、冬のトレーニングに励んできた」と力を込めた。
 一昨年の大会で栄冠を手にしたベンジャミン・ウイリアムス(アメリカ)も王座奪還を目指している。大会に向けてスイムの練習を強化してきたことを挙げて、「楽しみながら優勝を目指す」と宣言した。昨年6位に入った山本真二(沖縄)は「体の状態は万全なので3位までには入りたい」と上位を見据えて表情を引き締めた。
 各選手は沿道の声援も心待ちにしていることを語った。西内洋行(兵庫)は「地元の声援を楽しみたい」と笑顔を見せる。中島聖子(同)は「温かい応援を力に変えて前に進みたい」と話した。
 会見にはこのほか、ジュリア・マイ(ドイツ)とタマラ・コズリナ(ウクライナ)が参加した。