戸原2連覇、女子はタマラ 宮古島トライアスロン


この記事を書いた人 志良堂 仁
満面の笑みで連覇のゴールテープを切る戸原開人(神奈川)=17日、宮古島市陸上競技場

 【宮古島トライアスロン取材班】第32回全日本トライアスロン宮古島大会(宮古島市、琉球新報社主催)が17日に開催され、男子は戸原開人(神奈川)が7時間52分9秒(速報値)で2連覇を果たした。2位はサム・ヒューム(オーストラリア)、3位はマット・クラーク(同)。

 戸原はバイクの序盤で1位に躍り出た後、独走状態で2位以下を大きく引き離す「自分の中で最高の展開」を実現した。ゴールテープを切った後、何度もガッツポーズを決めた。
 ゴール後のインタビューには「出るからには必ず2連覇を果たしたかった」とほっとした表情で応えた。昨年優勝したことで知名度が上がったため、今大会は沿道から多くの声援を受けたことで、きつい状況も楽しめたという。
 「レベルの高い選手が集まる国内最高のレース」と位置づける宮古島大会での2連勝に確かな手応えを感じている様子で、今後は「世界レベルで闘う力を鍛えていきたい」と意気込んだ。
 女子はタマラ・コズリナ(ウクライナ)が8時間49分39秒(速報値)で3度目の優勝に輝いた。2位はジュリア・マイ(ドイツ)、3位は酒井絵美(群馬)だった。【琉球新報電子版】