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全島でイリオモテヤマネコ保護 やまねこパトロール

イリオモテヤマネコ保護を目指し発足した「JTEF西表島支部やまねこパトロール」=16日、竹富町西表島

 【西表島=竹富】イリオモテヤマネコの保護に取り組むNPO法人トラ・ゾウ保護基金(JTEF、東京)は15日、竹富町西表島上原に「JTEF西表島支部やまねこパトロール」を設立した。ヤマネコを交通事故から守るパトロールなど、これまで手掛けてきた活動の強化を図るほか、ヤマネコ保全への意識を高めるツーリズムなどに取り組む。

 メンバーは約10人で、15日の「イリオモテヤマネコの日」に合わせ発足した。メンバーはこれまでも夜間パトロールを実施し、走行車両の速度を計測したり、ヤマネコが道路に出てくるきっかけになる小動物を移動させたりするなど啓発活動を進めてきた。JTEFが島内の小中学校で開いている「ヤマネコのいるくらし授業」も今後は支部が中心に展開する。
 島内に拠点を立ち上げることで、ヤマネコ保全活動に住民がより参加しやすい環境づくりを目指す。そのほか保全の重要性を内外に発信するため、多様な島の生態系を学びながらヤマネコの保護を考えるツーリズムも企画していく。
 高山雄介事務局長は「西表島西部のメンバーが中心だったが、支部設立に伴い東部からも参加があった。全島的な活動に広げ、ヤマネコを守っていきたい」と話した。