【国頭】国頭村の観光物産センター「道の駅ゆいゆい国頭」で24日、創業祭が開かれ国頭村のソウルフードとうたわれる「ハイケイ(廃鶏)」が無料で振る舞われた。ゆいゆい国頭でハイケイの無料配布は初めて。観光客や地元民らは作りたてのハイケイに舌鼓を打った。
ハイケイは卵を産み終わった鶏のことでスープのだしに使われることが多いが、国頭村では炭火焼きにして塩とこしょうで味付けをして食べる習慣がある。ハイケイを国頭村のソウルフードとして売り出し、誘客を狙う国頭村役場企画商工観光課の前田浩也さんは「国頭村の食文化を村外の人に知ってもらい、交流人口を増やしたい」と意気込んだ。
ハイケイを初めて食べたという那覇市の比嘉陽喜(ひなき)君(9)は「お肉は硬いけどおいしい」と笑顔を見せた。ハイケイは今後、国頭村内のイベントで毎月販売していく。次は5月3日の奥ヤンバルこいのぼり祭りで振る舞う予定。