ゆいレール、4カ国語で案内 インバウンドに対応


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二

 沖縄都市モノレール(ゆいレール、美里義雅社長)は27日午前11時から、4カ国語対応の案内表示器や事故防止などのためドアの開閉を知らせる予告灯を設置した新車両の運行を開始する。25日に那覇市安次嶺の同社で新造車両を公開した。

 増加傾向にある海外からの観光客への対応や、手をドアに引き込まれるなど過去に発生した事故の再発防止などのため、車内の案内表示を4カ国語にしたほか、ドアに予告灯を設置した。27日午前11時に第1号となる2車両(1編成)が那覇空港から運行を開始する。
 2019年春に開通予定の浦添路線延長に伴い、10車両(5編成)を新造する。27日に2車両(1編成)を運行し、残り8車両(4編成)は17年度中ごろから順次運行を開始する。
 新車両は車体デザインや基本設計は変わらないが、車内案内表示がこれまでの日本語と英語に加え、新たに中国語、韓国語の計4カ国語で表示される。
 また、手の引き込み事故の防止や、聴覚障がい者がドアの開閉を目視できるようにするため、ドアに赤色の予告灯を設置し、開閉を知らせるアナウンスと同時に点滅させる。
 そのほか、座席数を減らしたことで、立って乗車できる人数が1車両当たり3人増え、1車両計85人が乗車可能となった。

4カ国語が表示される案内表示器=25日、那覇市安次嶺の沖縄都市モノレール本社
予告灯を設置したドア