14歳仲地さん最年少で大賞 西原で「梅の香り大会」


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「梅の香り」を歌い上げる仲地美音さん。大賞に選ばれた=23日、西原町の小那覇児童公園特設会場

 【西原】琉球民謡「梅の香り」を歌い比べる第14回「うた遊び大会」が23日、西原町の小那覇児童公園特設会場で開かれた。県内外から15組が出場し、それぞれ伸びのある声で歌い上げた。大賞に最年少14歳の仲地美音さん(宜野湾市)が選ばれた。

 「梅の香り」は西原町小那覇出身の故・新川嘉徳が作詞・作曲した名曲。地元の音楽家の功績を語り継ぎ、曲を広く知ってもらいたいと建立された歌碑の前で大会が毎年開かれている。歌碑建立記念事業委員会と小那覇自治会の主催。
 仲地さんは「小さいころからお父さんの弾く三線が大好きで、三線を習い大会に参加した」と言う。14歳から77歳まで幅広い世代が出場する中、堂々と張りのある声で歌った。
 地元西原や久米島など県内各地のほか、東京や福岡からも参加者があった。
 うないぐみや、特別審査員を務めたよなは徹さんもステージに立ち、小那覇青年会がエイサーで盛り上げた。
 新里勝弘実行委員長は「毎年レベルが上がってきている。大会も認知されるようになってきた。できるだけ多くの皆さんに曲を知ってもらうように続けていきたい」と話した。
 大賞以外の各賞は次の通り。(敬称略)
▽優秀賞=木村彩乃(東京都)、上間京子(浦添市)
▽特別賞=玉城由衣子(久米島町)
▽奨励賞=池原秀男(沖縄市)