キングス王座奪還へ bj最強証明へ闘志 あすから金沢戦


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 TKbjリーグの最終王座を目指す琉球ゴールデンキングスの戦いが幕を開ける。西地区2位(40勝12敗)でレギュラーシーズンを終えたキングスがプレーオフ(PO)の第1ラウンドで迎え撃つのは、同7位(27勝23敗)の金沢武士団だ。今季の対戦成績は3勝1敗でキングスが勝ち越しているが、上位陣から白星を挙げている金沢が強敵であることは間違いない。キングスはホームで敗れた昨季のPOの悔しさを晴らすとともに、リーグ最多4度目の日本一を目指して突き進む。

 リーグ終盤に16連勝の球団記録を樹立するなど、POに向けてキングスは調子を上げている。今季から新たに導入した「人とボールが動くバスケット」で相手チームを苦しめ、劣勢を打ち破る粘り強さも出てきている。伊佐勉監督は「いい仕上がりだ」と確かな手応えをつかんでいる。レギュラーシーズンは2位と地区での首位獲得はならなかったが、伊佐監督は「2位からはい上がってチャンピオンになる」とPOでの巻き返しを誓う。

 対戦する金沢には、キングスで主将を務めた与那嶺翼が所属する。指揮を執る鈴木裕紀HCは昨季、大分を率いてPOに進出し、キングスから1勝を挙げている。キングスとの戦い方を熟知している指揮官や与那嶺を相手に、キングスがいかに自分たちのペースに引き込めるかが重要になる。

 試合は沖縄市体育館で行われ、30日が午後6時、5月1日が午後1時開始予定。